2013/07/10
Sylpheedはマルチプラットフォームの国産メールクライアントで、多くのLinuxディストリビューションで使うことができる。
シンプルで使いやすいのだが最小化して起動する機能がないため、単純に自動起動アプリケーションに登録するとログインと同時にウィンドウが開いてしまう。
これを回避するためにウィンドウの状態を変更するツールDevil's Pieを使った。
_1.Devil's Pieのインストール
sudo apt-get install devilspie
_2.設定ファイルの作成
~/.devilspie/に設定ファイルsylpheed.dsを以下の内容で作成する。 ファイル名は拡張子が.dsならアプリケーション名でなくてもいいようだ。
(if (is (application_name) "sylpheed") (begin (minimize)) )
設定の書式等はドキュメントを参照。
_3.Devil's Pie起動&終了スクリプトの作成
~/bin/あたりにシェルスクリプトminimize_sylpheed.shを以下の内容で作成する。 ファイル名は任意、実行権限を忘れずに付与しておくこと。
#!/bin/bash devilspie & sylpheed & sleep 5s killall -9 devilspie
devilspieは常駐監視するタイプのツールなので、5秒で強制終了させている。 Sylpheedが最小化しないときは時間を延ばしてみる。
_4.シェルスクリプトを自動開始アプリケーションに登録する
Xubuntuの場合は「設定マネージャー」→「セッションと起動」→「自動開始アプリケーション」
Sylpheedの設定「新着メールを自動チェックする(○分ごと)」「起動時に新着メールをチェックする」を利用するとバックグラウンドでメールチェックしてくれて便利。
最終更新時間:2013年07月10日 03時28分35秒